【レポート】長嶋さんお別れの会　Ｇタウンにも多くのファン 　壁面装飾や等身大パネルに記念撮影の列

長嶋茂雄さんを追悼する「ミスタージャイアンツ　長嶋茂雄　お別れの会」が東京ドームで開かれた21日、ジャイアンツタウンスタジアム（Ｇタウン）にも多くのファンが訪れました。

　Ｇタウンでは２階コンコースに長嶋さんのプレー写真などを大きく装飾した縦約４メートル、幅約７メートルの壁面があり、１階の選手エリアの廊下にも長嶋さん、王貞治さんのツーショットや、往年の名選手らの写真が装飾されています。ふだんは入ることができない選手エリアが、この日は特別に公開され、Ｇタウンと東京ドームを回るバスツアーの参加者らが熱心に写真を撮影していました。

　また、グラウンドも開放され、長嶋さんが守ったサードの位置に等身大のパネルが特別に設置されました。華麗な守備でもファンを魅了したミスターと一緒に撮影できるスポットになり、順番待ちの列ができました。

　バスツアーで訪れた文京区のビリー諸川さん（６７）は長嶋さんの大ファンで、背番号３のユニホームを着て来場し、「多摩川グラウンドで子どもだった私にウインクしてくれたことは、大切な思い出です。病と闘う長嶋さんの姿にも励まされてきました」と話していました。